カウンセリングサービスの『すぐに役立つ!心理学講座』の『使えるビジネス心理学』というコンテンツに執筆させていただきました。
「苦手なあの人をどうにかしたい!」→https://www.counselingservice.jp/lecture/34664/
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会社を辞めたくなる原因は「職場の人間関係」が多い
私は派遣会社の営業~派遣会社のキャリア相談担当~大手企業の採用担当~外資系企業の人事など、人と仕事を結ぶことを30年くらいやってきました。
カウンセリングとは違いますが、もう何万人の方と仕事についてお話したかな?と思います。
「休みがとりづらい」
「この仕事してて、将来はどうなるんだろう」
「仕事がきつい」
職場にはたくさんの悩みがあります。
その中でも辞めたくなるときの原因としていちばん多いのが「職場の人間関係」です。
「上司が嫌いだ」
「部下が自分を見下しているような感じがする」
「同僚とどうしても合わない」
仕事が多少きつくても、周りの人たちと協力しあって、和気あいあいと働けていると、辞めたいとは思わなかったりします。
または人によっては、1人で淡々と進められる仕事だから良いと思う方もいるかもしれません。
そこで今回は職場でのケースを題材に、心の観点から、どうしたら少しでも人間関係の悩みから解放されるか、上記コンテンツで書かせていただきました。
辞めたいのは「職場で感じる感情」
心理学では「会社を辞めたいとき、ほんとうに辞めたいのは会社ではなく、職場で感じる感情を止めたいのだ」というのが定説です。
なので、苦手な人が職場にいるから辞めたいと思うとき、その人が嫌というよりは、その人と一緒に働いているときに感じる自分の感情が嫌なわけです。
私もさきほど書いたように、長い仕事人生で結構転職していまして、辞めた理由はさまざまなのですが、確かにその会社にいた最後の時期に感じていた感情というのは、自分にとってあまり良いものではなかったなと思います。
もし「どこに行っても同じような感情を感じる」ということが繰り返されるような場合は、自分の心の癖が影響しているかもしれません。
なので、そのような場合は、自分の心の癖を変えることで、職場で感じる感情もまったく違ったものになる可能性が大です。
人間関係は変わっていく
もう25年くらい前ですが、私が派遣会社の営業をしていたとき、とても苦手な取引先の課長さんがいました。
いつもニコリともせずに厳しいご指摘をいただき、ある時は「君、そんなことでいいと思ってるのか?!」と声を荒げられたこともありました。
もうほんとに鬼のように見えたんです。
また、そういう取引先に限って、「あの人がいるからミスしちゃいけない!」と思えば思うほど、なぜかミスを続けてしまうということもありました。
まだ駆け出しの営業だった私は、帰り道にある隅田川の橋の上から「もう飛び込んでやろうか?」と思って川を眺めていたことがあります。
ところが、私がある案件で本当に困って、その課長さんに相談せざるを得なかったことがありました。
挨拶するのもびくびくしていたのですが、もう正直になんでも話して改善策を見つけるしかないと腹をくくって話に行きました。
そうしたら、その課長さんが「よしわかった。」とひとこと言って、そこから本当に時間とエネルギーを使って、手を尽くしてくださったのです。
それからあとも、その課長さんはいつもニコリともせずに私に厳しいご指摘をくださったのですが、もう私には天使にしか見えなくなりました。
後から考えてみると、働くうえでとても大切なことをたくさん教えていただいたなと思うのです。
私が当時のその会社を退職した後で、その課長さんが「小澤さんは元気かなあ?」とおっしゃっていたと聞いて、とても嬉しかったことを懐かしく思い出します。
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