もう10年も前の話ですが
私は50代で恋愛をしていました。
私はバツイチ独身で
彼も独身だったので
何も問題ないじゃないか…
のはずが
かなりしんどい恋愛でした。
50代ならではのしんどい恋愛
10年前、私が心理学を学び始めたのは
ハードワークに疲れ切ったり
親の介護があったり
50代になって人生の行きづまりを感じたり
いろいろな経緯があったのですが
直接のきっかけになったのは
恋人だと思っていた人に
複数の女性がいた！
ということでした。
普通に仲良くしているつもりだったのですが
何か変だな？という勘から始まり
発覚したときには
「まさかまさか」でいっぱいになり
頭の中が真っ白になりました。
そして、本当にしんどいのはそこからでした。
「やーめた！」と言えないのです。
言えたら楽なのに。
彼に「なんで？」「どういうこと？」と聞いても
腑に落ちる答えなど返ってきません。
「君だけを大事にするよ」と言ってくれたら
どんなに良いかと願っても
そんなセリフは返ってきません。
見知らぬ女の人と競争したり
自分のみじめさを嘆いたり
なんで50歳過ぎてまで
こんなことやってるんだろう？
ほんとに自分をばかだと思いました。
そしていつもの私の決め台詞
「やっぱり私は愛されない」
が出てきたのです。
大事にしてくれない人とのおつきあいは
やめた方がいいと頭でわかってるのに
なぜ私は簡単にやめられないんだろう？
私の心の中はいったいどうなってるんだろう？
なんで何もかもうまくいかないんだろう？
でも、そこが新たな人生の分岐点でした。
「この人しかいない」は自分で作った自分への呪い
のどが渇いているとき
カフェのメニューを見ながら
何飲もうかな？と考えて
今日は涼しいからホットのコーヒーにしようか
カフェラテもいいな
と考えるのは、
苦しいことではありません。
恋愛していて楽しくて
「この人がいい！」と思うのは
何も問題ないし、素敵なことです。
でも
ジャングルをさまよっていて
何も持っていなくて
のどが渇いて仕方ないとき
「これしかない」と思ったら
泥水だって飲むかもしれません。
大事にされずに辛くて悲しくて仕方ないのに
「この人しかいない」
と思ってしまうとき
あなたは本当にジャングルで
独りぼっちでしょうか？
50代で恋愛するとつい、
「これがもう最後の恋愛だ」とか
「この人しかいない」とか
「もう歳だし」とか
「この人と終わったら、もう一生ひとりだ」とか
思いがちです。
それは自分で自分にかけた呪いみたいなものです。
自分で自分の人生を大切にしようと思えたとき
自分の価値をもう一度見つめなおせたとき
自分は幸せになっていいと信じられたとき
呪いは解けるので大丈夫です。
ひとりでは無理と思ったら
どうぞカウンセラーも使ってくださいね。
私もたくさん使いました。
後日談ですが
心の勉強をし始めて
なんで別れられなかったのかの謎が解け
なんで彼がそうだったのかの謎が解け
自分の人生を大切にしようと自分に誓ったら
その彼とはすんなりさよならできました。
そしてもっと幸せなこと、嬉しいことに
たくさん出会うことができました。
そしてそのことはもう忘れていたのですが
その彼はずいぶん前に亡くなっていたことが
先日わかりました。
この人しかいないと思っていたのに
知らない間に彼はいなくなっていて
私は幸せに生きていた…。
とても不思議な気持ちがします。
彼がきっかけで
カウンセラーになったようなものですから
今は本当に感謝しかありません。
50代の恋愛はとても自由
私はしんどい経験をしてしまったけれど
50代で良い恋愛をしている人はたくさんいます。
50代からの恋愛は
素晴らしくロマンチックで
自由に満ちています。
「仕事をとるか、恋愛をとるか」とか
「子供を作るかどうか」とか
「今からローン組んで家を建てて」とか
悩まなくて済むかもしれません。
もっと言えば
「結婚するか、しないか」だって
それほど気にせずに恋愛できるかもしれません。
若い時は大きな課題だったことが
本人たち次第で
どうとでもできるのです。
人生でいろいろ経験してきて
何が楽しいかわかっている同志で気が合えば
こんなに楽しいことはないのです。
もう楽しんでいいんだよ！という
人生のご褒美のようなものかもしれません。
人生のご褒美を
たくさんもらってくださいね。
小澤昌子のカウンセリングを受けるには？
ブログをご覧くださり、ありがとうございます。
カウンセリングの詳細については「カウンセリングメニュー」を、カウンセリングの日程については「ご予約状況」をご確認ください。
