自分にとって
失った大切なものと言えば
家庭を失ったことや
親を失ったことが
いちばん大きな喪失
だったかもしれませんが
もっと小さな日常の中での
大切なものを失うことも
なかなかに
ダメージがあるものです。
大切なものを失うとき
今年に入ってから
私の小さな歓びだったものが
ひとつ、またひとつと
無くなってしまいました。
通っていたジムが閉店するとか
大好きな海辺のカフェが無くなるとか
推しが兵役に行くとか
パンダが中国に返還されるとか
実家のように思っていた
伊豆のコテージも行けなくなりました。
どれもほんとにささやかな
でも私にとっては大切な
歓びの源でした。
自分ではどうにもならない
そんな小さな喪失です。
大きな喪失はもちろん
相当なダメージを受けますが
小さな喪失が続くと
それはそれで
じわじわと
ちょっとずつダメージを受けます。
ダメージを受けて
歓びが足りなくなると
エネルギーが足りなくなります。
エネルギーが足りなくなると
心も誤作動を起こしがちになるのです。
神様が私に
「喜ぶな・楽しむな」と
言ってるのかな?と思えたり
もっと努力しないと
楽しんじゃいけないのかな?とか
私が歓ぶと
相手は嫌がるのかな?とか
私が悪いから
こんな目にあうのかな?とか
そこまで思ってしまうこともあります。
こういう時に限って
昔、母から叱られた言葉が
よみがえったりします。
「まったく!遊ぶことばかり考えて!」
「宿題はやったの?!」
宿題をやらないと
楽しい思いをしちゃいけないんだ
苦労しないと
歓んじゃいけないんだ
こう感じている人は
本当にたくさんいます。
でも実はこんな時こそ
これから
新しい「何か」に出会う時です。
生きていると
なんでもずっと同じ状態でいることは
ないと言えるでしょう。
自分の住む世界が少しずつ
変化している中に
今、私はいるんだなと
思ってみると
失ったままになる
なんてことは絶対ないのです。
回り舞台がまわって
次の章が始まるとき
また新しい物語が始まるのです。
失ってしまった歓びは
かけがえのない大切なもので
もちろん失いたくはなかったけれど
家庭を失うくらいの
大きな喪失のあとでも
ちゃんと新しい歓びは見つかりました。
新しい人生だって始まった。
だとしたら
これからだってきっと見つかります。
まだ知らない新しい歓びを思うと
何だろう?って
ちょっとワクワクします。
周り舞台は回って回って
もしかしたら
次の次の章くらいに
また元の歓びが
形を変えてやってくるかもしれません。
心のエネルギーがないと
宿題もできません。
大人の私たちは
宿題より先に喜んで良いのです。
今、手元に残っている歓びをかき集めて
次の大切なものを探しに行きましょう。
見つけられる気がしないよ
という方は
お手伝いしますので
どうぞカウンセリングに来てくださいね。
新しい幸せを見つけるときは
ほんのちょっとの勇気が必要です。
自分のために何をしてあげられるのか
誰の手も借りたことがない人は
誰かの手を借りて
やったことのないことに挑戦してみると
また新しい世界が見えてきますよ。
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