やったほうがいいと
頭ではわかっているのにできないとき
ありますよね。
苦しいですよね。
アクセルとブレーキを一緒に踏んでいて
進まない!
という感じに似ています。
頭でわかっていることが全部できたら、素敵な人生になる?
カウンセリングでお話を伺っていると
「そうしたほうがいいのはわかってるんです。
でもできないんです。」
というお話をよく伺います。
そうなんですよね。
頭ではわかっていてもできないこと
実にたくさんあります。
例えば
彼が悪いんじゃないってわかってるんです。
でもどうしても腹がたっちゃって。
彼に対して怒っちゃうんです。
とか
この会社にいても自分のためにならないって
わかってるんです。
でもどうしても「辞める」って言えないんです。
とか
こう書いている私も
ちゃんと毎週何曜日って決めて
ブログをアップしたほうが
良いって頭では思ってるんですが
できないわけです。汗
それでは
頭で「こうしたほうがいい」と
わかっていることを全部やれていたら
どんな人生になったでしょう?
私だったら
もっと勉強するべきと思っていたから
学校の成績はもっと良かったはずだし
良い会社に就職して
お金持ちと再婚して
良い妻、良い母になって
もっと自分も働いて
親孝行も社会貢献もいっぱいして
もっと売れっ子カウンセラーになっていたかも?
なんだかちょっと苦しくなってくるのは
私だけでしょうか?
なんで苦しい気持ちがするかというと
そこに「ほんとの心」が感じられないと
人は苦しくなってくるのです。
なので
頭でわかっているのにできないとき
「ほんとの心」はどこにありますか?
ということを探していく必要があります。
「ほんとの心」は意外と深いところにある
心理学の勉強を始めて
最初に習うことの1つに
心の深さがあります。
よく例えられるのが氷山。
水面に浮かんで見える氷はほんの一部分で
それは「頭でわかっていること」
見えない水の下には大きな山のような
氷の塊が沈んでいることがあって
そこが「心の中」
簡単に心の中と言っても
それは何層にもなっていて
ペンギンが泳いでいるくらい浅いところから
深いところは深海の底くらい深い
ざっくり言うとそんな風に学びます。
だから
頭でわかっていることで
自分を動かそうとしても
その下に大きな心が沈んでいるので
簡単には動かせないよね
ということになります。
頭でわかっているのに
どうしてもできないとき
それは心のどこかで
「ほんとはやりたくない」とか
「やってはいけない」とか
「やったら失敗する」とか
何かしら葛藤が起きているかもしれません。
逆に
心が「こうしたい!」と叫ぶと
頭ではわかっていても
止められないこともあります。
それくらい、
心のチカラは大きいのです。
頭と心が一致するとどうなるか
頭と心が一体になって動こうとしても
邪魔になるものがあったりします。
それは自分を責める気持ちだったり
過去に経験した心の痛みだったり
することが多いです。
「やったほうがいいとわかっているのに
できない私はだめな人間だ。」なんて
つい自分を責めてしまうのですが
そうしていると
どんどん元気がなくなってしまって
できることもできなくなります。
過去に経験した失敗や苦しみが
「ほらまた痛い目に合うぞ」
という脅しになって
やろうとすることを止めてくることもあります。
面談カウンセリングでは
心理療法を使って
自分でも気が付かないくらい深いところの
自分に対する責めや脅しを1つづつ
消していくことをしたりします。
「そもそもそれは本当にやりたいことですか?」
という話になることもあります。
頭でやったほうがいいと思っていることと
ほんとの心でやりたいことが一致すると
まず何が起こるかというと
「すごく気分がいい」
ということが起こります。
なーんだと思わないでくださいね。
すごく気分がいいということは
人生を幸せに動かすために
とても大きなパワーになるのです。
大丈夫。
失敗してもいいからやってみよう!
という気持ちになれたりします。
そして
そういう気持ちでやれたことは
うまくいく可能性が高いのです。
あなたが良い気分で
歩き出すことができますように。
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