夫だったり、恋人だったり
この人のそばにいて安心
と思っていたのに
浮気だったり
借金だったり
大きな嘘だったり
ある日突然発覚したら
頭が真っ白になって
何も手につかなくなった覚えが
私にもあります。
なぜか自分が罪悪感を感じる
真っ白になって
頭の中がシーンと冷たくなるような
そんな感じがしたりします。
そわそわしてしまって
じっとしていられなかったり
逆に動けなくなったりするかもしれません。
そしてそれが収まると
次にやってくるもの
それは自分を責める気持ちだったりします。
私がこんなに至らないから
大事にしてあげなかったから
美しくないから
若くないから
こんなことも
あんなことも
できないから
だから彼がこんなことをしたのかな？
不思議ですよね。
ことを起こしたのは自分じゃないのに
なぜか自分を責める気持ちが湧いてきます。
私がだめだからだ。
私はそう思いました。
カウンセリングでご相談を受けるときも
この状態にいる方が
たくさんいらっしゃいます。
理由を見つけて
そして納得したい
こんな状況でも
相手を理解したいのです。
例え自分のせいにしたとしても
そうだったのか
それなら仕方ないねと
思えるものなら思いたい。
思えないのですけど。
この段階はとても苦しいものです。
考えても考えてもわからない。
自分のせいだなんて
本当は誰も思いたくない。
浮気をされた場合には
罪悪感と同時に
嫉妬も湧いてきます。
罪悪感と嫉妬というのは
感情の中でも辛さの二大巨頭です。
それが同時にやってきたらたまらない。
ここでまず大事なのは
自分をいたわること
どうすればいたわれるの？
と思われるかもしれないですね。
誰かに聞いてもらうこと
受け止めてもらうこと
1人で抱え込まないこと
そして「私が悪い」と自分を責めるのを
ストップすること。
それから泣くことも大事です。
自分は今このとき、悲しいんだと
自分の感情をちゃんと感じること
それがご自分をいたわることになります。
思考は過去と未来をかけめぐります。
あの時ああだったから、とか
これからどうしよう、とか
でも今、傷ついているのは自分です。
これから何をするにしても
自分の心の手当が急務です。
そうすると
次にやってくるのは
怒りだったりします。
ちゃんと怒れていると、カウンセラーは安心する
変ですよね。
カウンセリングで
傷ついた後でクライアントさんが
しっかり怒っていると
カウンセラーはしめたと思うのです。
失礼な！と思わないでくださいね。
よくも裏切ったな！
よくも嘘をついたな！
ひどいじゃないか！
こんなことをするなんて！
これはね
めちゃくちゃに壊れた自尊心が
回復のきざしを見せている
ということなのです。
自分で自分の心を守ろうとすること
それはとてもとても大切なことです。
なので、ここではぜひ
盛大に怒ってください。
ただし
怒りを相手にぶつけると
事態が悪化することがありますので
まずは相手の見えないところで
盛大に怒ってください。
もうぶつけちゃったよという方も
これからのことで大丈夫です。
怒り方はいろいろあります。
カラオケで悪態を叫ぶ
要らない皿をビニール袋に入れて割る
（片付けしやすいように。怪我しないように。）
誰にも見せない呪いの手紙を書きまくる
私のお勧めはタオルで柱をたたくこと。
これは怪我しないし、柱も傷つかない。
「ふざけんなー！」と言いながら。
怒りは悪いことだけでもないのです。
自分のためにちゃんと怒って
自分の心を助けましょう。
そうしないと
これから何をするにせよ
エネルギーが湧いてこないのです。
エネルギーが湧いてきたら
さあ、そこからが作戦会議ですよ。
自分の人生を生きる
自分を傷つけたパートナーを
どうやって許すのか？
許さないのか？
どうしたいのか？
ここから先はあなた次第です。
もちろんカウンセラーはお手伝いします。
心のケアをしながら
一緒に歩いていきます。
ご相談に乗っていると
「それはお勧めしませんよ」
とお伝えすることもあります。
「それならこうしましょう」
と具体的に提案することもあります。
でもどうするにせよ
ゴールは「幸せになること」です。
そして、どうなったら幸せなのか
決めるのはご自分です。
生きててよかったな
なんだか毎日楽しいな
小さなことでも嬉しくなれるな
そんな気持ちで暮らせること。
どうしたら自分が幸せになれるのか
わからなくなっている方もいます。
しばらくの心のトレーニングが
必要な場合もあります。
でも、あなたの人生はあなたのもの。
それを忘れないかぎり
傷つこうが遠回りをしようが
いつか必ず笑える日は来ます。
この人生の主人公に
どんな思いをさせてあげるのか
決めるのはパートナーではなく
あなた自身なのです。
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