生きる歓びを感じたい

ひとりぼっちでも最強の誕生日の過ごし方

私は先週、誕生日でした。

今年は平日でしたが
学生時代からの親友が祝ってくれました。
本当にありがたいです。

こうやって60年以上も生きていると
ましてや離婚なんかしていると
ひとりぼっちで誕生日を過ごしたことも
もちろん何度もありました。

祝ってくれてありがとう

こんなに長く生きていると
誕生日なんてもういいんじゃないか
という気がしないでもないのですが

クーラーもない時代
こんな暑い季節に産んでくれた
母は大変だっただろうなという思い。

いろんな人に助けてもらって
ここまでよく生きてこれたなという思い。

あとどれくらい元気で生きられるのかしら
という思いも最近では湧いてきます。

産まれたこと
今、生きていること
それは奇跡のような出来事です。

還暦のときは
会社の人たちがサプライズで大勢集まってくれて
びっくりしたけど本当に嬉しかったし

今年の誕生日は長年の親友が
「私は家族がいるからいいけど
あなたは1人の誕生日なのかしらと思ったら
絶対、今日、祝ってあげたいと思う。」
と言ってくれました。

彼女は毎年、当日に祝ってくれるし
お正月にもご馳走を作って
招いてくれるのです。

なんて優しい。
心から泣きそうに感謝しています。

それでも
今までひとりぼっちの誕生日だったことは
何度もあります。

祝ってもらえないこともある

まあ、考えてみれば
誕生日とはいえ
仕事が忙しいかもしれないし
たまたま予定が合わないこともあるし
一人ということはありますよね。

昨日や明日と何が違うの?
と言えば、あまり違いはありません。

それでも
忙しくて当日
「そういえば今日、誕生日だわ。」
と思い出して何事もなく

夜になって
自分の好きなおかずを作って
1人でワインを飲みました
ということもありました。

それならまだ良い方で
仕事が終わらなくて
帰りたくても帰れずに
上司に「誕生日なんで」とも言えず
夜遅くにぐったり帰宅した
なんていうこともありました。

そういえば去年、
シェアハウスに住んでいたときに

同居人のお1人が
自分でケーキとシャンパンを買ってきて
「今日は自分の誕生日なんで
 一緒に食べてください。」と
ご馳走してくれたことがあります。

そうか!と目からうろこ。

周りはその人のお誕生日を知らなかったし
人に祝ってもらうのを待っているより
自分から「ご一緒に」と言うのは
とても素敵だなと思いました。

最強のお誕生日の過ごし方

問題はお誕生日なのに
「寂しい」「悲しい」とき。

私もそんな誕生日はありました。

世界の誰からも祝福されていないような
「どうせ私なんか」
という気持ちになるとき。

この「どうせ」という言葉は
代表的な「エゴの声」です。


心理学でいう「エゴの声」というのは
自分をつながりや歓びから分離させる声。

自分の中から湧いてくる
自分の幸せを否定する声なのです。

本当の本当はそんなこと思っていない。
祝福されたいし
されなければ寂しいし
本当は誰かとつながりを感じたいはずなのに。

「どうせ」と言って引いてしまう。

エゴの声に従っていると
「こんな自分は幸せになれない」
「どうせ私はだめなんだ」
というマインドが強くなります。

そのマインドで生きていると
どんどん本音から遠ざかり
幸せからも遠ざかります。

なので、もしお誕生日に
時間はあるのにひとりぼっちだな
寂しいな
祝福されたいな
と思うことがあったら

自分から誰かに
「誕生日なんでご一緒に。」
と言ってみるのはいかがですか?


そしてそれ以上に最強の方法があります。

誰かの幸せを祈ってみてください。

これは誕生日に限らず
この日は大事なのに
でもひとりぼっちで寂しいと思うとき。

大切な誰かの顔を思い浮かべて
その人が生まれてきたことを
思い切り祝福するのです。

「生まれてきてくれて、ありがとう。
 どうか幸せでありますように。」


誰かが浮かばなかったら
ウクライナの子供たちや
アフガニスタンの女性たちのために。

「幸せでありますように」と
真剣に祈ってみてください。

これをすると
不思議と自分の心が満たされてきます。
ひとりぼっちを感じなくなります。

心の世界には
「欲しいものは自分から与えること」
という法則があります。


欲しい欲しいと人に期待していても
必ず期待に応えてもらえる
という保証はないのです。

それよりも
自分から与えに行くと
もらったのと同じくらい満足する
という不思議な現象が起きたりするのです。

そういえばもうひとつ。

街ですれ違う人たちに向けて
心の中で祝福を送るのもオススメです。


街ですれ違う知らない人たち。
その人達とすれ違うときに心の中で
「どうかお幸せに!」と言うのです。

私もたまにやります。
特に寂しいとき。

ほんとに声に出したり
じろじろ見たりすると
かなり怖がらせてしまうので(笑)
そっと心の中でね。

「お幸せに!」「お幸せに!」
これをやっていると
なんだか寂しくなくなってきます。

街に花を蒔いているように
ちょっと楽しい気分になって
心の中で笑えてきたりするのです。

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