カウンセリングサービスのサイトにある
ビジネス系メルマガに執筆させていただきました。
「休みたいけど休めない～気持ちの中に隠れているもの」
→https://www.counselingservice.jp/lecture/36621/
ここでは「無価値感」について書いたのですが
これはビジネスだけに限らず
なかなか厄介者です。
自分に「無価値感」があることに、どうやって気づく？
「無価値感」というのは
心理学ではよく使う言葉なのですが
そんなに日常的に自覚するものでもないし
友達との会話で
「私は無価値感があってさ～」なんて
一般的にはあまり言わないのではないでしょうか。
私の場合、
そうか～あるな。むしろ強いな。
と気づいたのは
恋愛でうまくいかないことが続いて
心理学を学び始めてからです。
本当に素敵と思う人とうまくいかない。
つきあった人から大切にされない。
大好きな人から大好きと思われていない気がする。
約束をすっぽかされたり
浮気されたり
ひどい言葉をかけられたりする。
大切にされていないと感じると
自動的に反省会が始まってしまい、
私のあんなところや
こんなところがいけないんだ
私に魅力がないからだ
と思ってしまう。
そして
「私は愛されない人間なんだ。」
という悲しい結論で納得する。
または
「だめなんだから、もっとがんばらなくちゃ。」
と自分にプレッシャーをかける。
同じような方がいたら心強いけど要注意です。
これは「自分には価値がない。」という観念、
無価値感のしわざかもしれません。
これは仕事にも人間関係にも
残念な影響を及ぼしてしまうのです。
むしろ
無価値感があるから大切にされない
と言っても過言ではないくらいです。
無価値感が減った分だけ生きることが楽しくなる
私の場合、
「私には価値がない」というのが
あまりに当たり前だったので(泣)
「そうか。価値がないんじゃなくて
価値がないと思いこんでいるから
こういう出来事が起きるんだ。」
「自分で招いてしまってたのかも。」
と気がついただけで
ずいぶん救われた気持ちになりました。
例えば
私はむかし付き合っていた人に
毎回デイトのたびに2時間待たされる
ということがありました。
何度も電話してやっと相手が電話に出る。
「あ。ごめん。寝てた。」と言われる。
寒い中、駅で待ってるのに
ちょっとはおしゃれもしてきたのに
この人は私のこと大切に思ってないんだ
私には魅力がないんだ
と悲しくなる。
そして、悲しい気持ちでもう少し待つ。
いやいやいや！
帰ろうよ！
そんな奴、いくらでも寝かしとき！
と今なら思えます。
自分の無価値感に気が付いたら
それは人が決めたんじゃない
自分が決めてる価値なんだな
と視点を変えてみてくださいね。
そして
「なんで価値がないなんて思っちゃったの？」と
優しく自分に聞いてみてください。
優しくね。
そこにはきっと何か理由があるのです。
誰かに言われて傷ついた思い出とか
願っていたことがかなわなかった体験とか
失敗しちゃったなと思ったこととか
そこで出した「ダメ出し」を
ずっと自分の価値だと信じているのです。
自分で決めた価値なら
自分で変えることができます。
もちろんカウンセラーは喜んで
お手伝いをします。
人間ですから
無価値感は完全には無くならないかもしれません。
でも
自分は生きてるだけで大切な存在だ
と思えるようになると
大切にしてくれない人は目に入らなくなっていき
大切にしてくれる人が寄ってきます。
そうして
無価値感が減った分だけ
人生は楽しくなっていきますよ。
※無価値感については、こちらの記事もお勧めします。
「誰かがあなたを愛してた」
→https://ozawamasako.com/value-tobe-loved/
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