ネガティブを解消したい

寂しい時にやらないほうがいいこと

暑い暑い夏が終わって
虫の声も静かになってきて

日が沈むのが早くなり
仕事の帰りにはもう真っ暗
という日が増えてきました。

この季節がいちばん好き
という方も多いのですが

なんとなく
寂しさを感じやすい季節
かもしれませんね。

寂しい時にやらないほうがいいこと

蛍光灯いっぱいの職場を出ると
外はいきなり夜になっていて

まだコートの季節でもないけれど
なんとなくうす寒い

ジャケットの前をかきあわせて
駅に向かって歩き始める

オフィスを出て
駅に向かう人たちは
みんな黙って足早に歩いていて

自分もその流れの中にいるのだけど
みんな知らない人たち

おなかすいたな…
でも家に帰っても何もないし
誰もいないな…

と思うとき

なんだかきゅんと
寂しくなることはありませんか?



私がまだ若くて
離婚したばかりのころ

やっぱりそんな寂しい仕事帰りの道に
赤ちょうちんのおでんやさんがあって

女ひとりで赤ちょうちんって…
と思いながら
(今から30年くらい前だし)

入ってみたことがあります。

すごーく美味しいおでんで
おなかいっぱいになれたのですが

お店の常連さんとか
優しい女将さんとかが
すごく気を遣ってくれてるのがわかって

かえって申し訳ない気持ちになって
次は行けなかったのを憶えています。


そんなちょっと寂しい時

やっちゃいけないよ~と思うことは

人と比較して
自分の過去を責めること。



周りに歩いている人たちが
みんな暖かくて明るい家庭に
帰っていくような気がして

ああ、いいなあ。
幸せそうだな。
私の家には誰もいない。

あのとき
あの人と結婚していたら

私も今頃
家族で食卓を囲んでいたかもしれない。

なんで断っちゃったのかな。
だから私は今、こんななんだ。

とか。

あの人もあの人も幸せそうだ。
自分だけがこんなに寂しいんだ。

自分の能力が足りないから
会社もこんなだし
お給料も少ないし
家もこんなだし

なんでもっと若いうちから
がんばっておかなかったんだろう。

とか。

寂しい時には
自分以外がみんな幸せに見えて

責めても変えられない過去
その時は一生懸命選択した過去
良かれと思ってやった過去を
全否定したくなります。


寂しい気持ちを
経験したことがない人はいません。

それを使って
自分の人生を全否定しても
なんにも良いことはありません。

家庭があろうと
お金があろうと
寂しいときは寂しいのです。

寂しさは寂しさ。
人は人。
自分は自分。
過去は過去。

ぜんぶ別。

ごちゃまぜにくっつけて
自分を責めるのはやめましょう。


寂しいときはまず
身体をあたためてくださいね。

おでんやさんでも良いけど
家であったかいものを食べて
お風呂にゆっくり入って
早めにあたたかいお布団に入って

大好きな音楽を聴いても良いし
推しの動画を見ても良いし
きれいな画集を眺めても良い

翌朝、起きて
朝の空を見上げてみたら
消えている寂しさがあるはずです。


それでも消えないよ
という方はどうぞ
カウンセリングに来てください。

心の中に昔から巣くっている
寂しさの根っこを取り除いていくと

赤ちょうちんに飛び込まなくても
普通に家に帰れるようになります。


そういえば以前、
こんな他愛もない料理記事も書きました。

ちょっぴり寂しいときに
読んでみてくださいね。

→「孤独な夜のスープ」

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