生きる歓びを感じたい

「初めて管理職になるあなたへ」~カウンセリングサービスのビジネスメルマガに掲載されました

カウンセリングサービスのビジネス系メルマガに
執筆させていただきました。

「初めて管理職になるあなたへ」→https://www.counselingservice.jp/lecture/36261/

いやはや自分が初めて管理職になった時のことを思い出すと
今でも冷や汗が出そうです。

誰でも多少は苦手なパターンがある

上記のコンテンツは
ビジネスマン用に書いたものですが
ビジネスに関わらず、
誰でも多少は苦手な人間関係のパターン
というのがあると思います。

例えば
年下の人たちとは仲良くなりやすいけど
年上の人たちと話すのは緊張してしまう、とか

女の人とは楽しく話せるのに
男の人と話すのは構えてしまう、とか

そういうお話を聞くと、カウンセラーはすぐ
「どんなご家族の中で育ちましたか?」
ということを聞きたくなります。

人間関係のパターンというのは
家族の中で感じてきたことが
影響することが多いからです。
ほとんどと言っても過言でないくらいです。


上記コンテンツでは私の失敗を書いていますが
初めて管理職になったときに
失敗した私の心理のもう少し深い部分には
私が「お父さん怖い」と思っていたこと
が関係しています。


父がすごく厳しい人だったし
手を挙げることもありましたので
私は「お父さん怖い」と思って育ちました。

そうすると
お父さんは目上の男性の象徴になったり
家族という小さな社会のリーダーの象徴になったり
権威を持っている人の象徴になったりします。


そうすると無意識のうちに
「リーダー怖い」というフィルターができたりするのです。

リーダーは怖いものと思っていると
他のみんなも怖がるだろうと感じて
自分がリーダーになったりしたときに
必要以上に気を遣ったり
不自然に振るまったりしてしまいます。

自分がリーダーになったときに
自然な自分の姿でいることが
難しく感じたりするのです。

私は50歳過ぎまで自分でそのことに
気が付いていませんでした。

私がカウンセラー養成コースに入ったのは
50歳を過ぎていましたが
師匠の平準司氏がとても怖かったのを憶えています。

今はYoutubeや動画サイトに多数出演しているので
ご存知の方も多いと思いますが
派手なシャツを着て下ネタもいとわない、
面白い関西のおじさんです。

あの方は動画でなくても普段も
いつも変わらずああいう方です。笑

しかし私は入学当時、
怖いのでちゃんと目を見て話せず
みんなが平さんにハグしに行ったりしても
決して行きませんでした。

たまに平さんがアシスタントを叱ったりすると
「ほら!やっぱりあの人は怖い人だ!」と
自分の中で思っていました。

ところがですね。

自分がどうして怖がるのかの原因がわかり
カウンセリングを受けたり
お父さんの愛情を思い出したり
平さんがアシスタントを叱る理由がわかったり
だめで可愛らしいところも見たり
他にも素敵な年上の男性に会ったり

そうするうちに本当の意味で
怖くなくなるのです。


今ではおかげさまで、
平さんのぽっこり出たお腹を
ポンポンたたくこともできます。笑
(最近はだいぶ瘦せられたようですが)

だめな上司のその後

コンテンツに書いたように
私はとてもだめ上司だったわけですが
その後、改心して(笑)

自分を必要以上に大きく見せたり
必要以上にへりくだったりせずに
なるべく正直であることができるようになると

仕事の人間関係もとても楽になったのです。


そして今、会社を辞めて組織を離れたら
会社の運営のために必要だった
上下関係のようなものは無いわけですから
すごくフラットな
人と人のつながりだけが残っています。

昔、私がお給料額を決めて
「よく働いているのにこの金額で申し訳ないな」
と思っているメンバーがいました。

会社の事情でそれしか払えなかったのです。

その人たちは今は当時とまったく違う会社で
お給料も仕事の質もアップして暮らしています。

以前は一緒に食事に行くと
私が年上でもあり、上司でもあったので
私が払ったり多めに出したりしましたが
今は割り勘です。

一緒にタクシーに乗ったら
タクシー代を払ってくれたりします。

「この人、立派になったなあ」と思うと
すごく嬉しいです。

ふざけて「老後の面倒を見てね。」と言ったら
「ぼけたら頭にGPS埋め込みますからね!」
と言われました。笑

このブログについているイラストのアイコンは
元部下が私がカウンセラーになったときに
お祝いでくれたものです。

初めてリーダーになる方へ。
失敗しても大丈夫。
それも全部経験になって
いつか笑って語れる日が来ます。

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